いずもたける日記２

　三千の足と二万のダイナモと渡し暮れなむ佐保橋明日も

[6回]

昼休み、自席で昼寝をしていたら本格的に夢を見てしまいました。午後の始業のチャイムでなんとか起きたものの、午後いっぱい半分頭が寝たままでした(*_*)


　曙光差すイリアンヂヤの深き霧脛にまとう夢に苦しめり

　（しょこうさすいりあんじあのふかききりすねにまとうゆめにくるしめり）

[2回]

ガテマラの雷鳴かすか耳元にこだまするように男は泣く

[2回]

　わだつみよとく出でませとたからがい潮に浸す手かじかんでいる

[9回]

　一陣の風街路樹を撫でているかつての川面なぐさむがごと

[9回]

　往来に首落とされし地蔵独りゆえを語らずほほえんであり

[9回]

　終バスは精霊流し幾十の降車ボタンを灯して行きぬ

[2回]

　首都を指す双の鉄路は冴えて痛しかつて鮮し往きて還れる


　（しゅとをさつそうのてつろはさえていたしかつてすくなしゆきてかえれる）

[4回]

　友人夫妻に第二子誕生。共通の友人と百貨店に出産祝いを買いに行ってきました。
なんか、あかちゃんの服とか身の回り品とか、盛大にかわいいですね。
我が事ではないのに、お店に入ると自然に顔がほころんでしまいます。


　ちらほらと瑞穂の海に曼珠沙華　赤子迎えて村艶めかし

　（まんじゅしゃげみずほのうみにちらほらとあかごむかえてむらなまめかし）

[6回]

　虚空蔵の厳しき御堂一筋の西陽象して彼我顕しぬ


　（こくぞうのきびしきみどうひとすじのにしびきざしてひがあらわしぬ）

[6回]