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カテゴリー:夏

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三ツ矢サイダー
 サイダーも透きとほる夏も飲みほして少年の唇まだ欲しと言へり


 (さいだーもすきとおるなつものみほしておのこのくちびるまだほしといえり)

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火車
 己が肉に罰を与ふか猛暑日の婆押す車石積むが如


 (おのがししにばつをあたうかもうしょびのばばおすくるまいしつむがごと)

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さるすべり
龍馬伝、岩崎弥太郎が後藤象二郎に命じられて土佐一国の楠の本数を数えさせられます。秘境の杣人が飼っているニホンザルの挑発に対して怒り心頭の弥太郎を演じる香川照之、本当に面白いです。


 ぬばたまの陰濃き庭の繁り葉を一房高み百日紅眩し

 (ぬばたまのかげこきにわのしげりばをひとふさたかみさるすべりまぶし)

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地蔵
 涸れ果てて焦土のやうな我が庭を故郷となすか蝉の殻ひとつ

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リミット
リミットが近い。


 勤め路の百合の蕾の雨ごとに腫れ来るを畏れ急ぎ行き過ぐ

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蝉しぐれっ!
蝉しぐれ!蝉しぐれ!蝉しぐれ!


 雑巾を固く絞って教室を清めし夏の震う蝉の尾

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真夏
毎日暑くて暑くて溶けそうです。クーラーが切れた途端、寝苦しくて目覚めてしまいます。


 しづしづと降り積む光我が内の醜魂溶きて滴らせたも


 (しずしずとふりつむひかりわがうちのしこたまときてしたたらせたも)

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盛夏来る
梅雨明け!楽しい夏にしたい!みんな健康でいてほしい!


 両の手で吾妻の乳を触れ初めし昔思へば梅雨明けにけり

 (りょうのてであづまのちちをふれそめしむかしおもえばつゆあけにけり)

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夏野菜
梅雨入り前最後の洗濯日和?


 我が宿に夏迎へむとズッキーニ 梅雨間の空を購いに出づ


 (わがやどになつむかえむとずっきーにつゆまのそらをあがないにいず)

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ツンデレ
ゴールデンウィークに飛鳥に遊びに行きました。
空は高く、薫風あたたかく、あぜ道を行けば、あちこちで健やかなあざみが咲いていました。


 水茎の畦の薊の初夏に 猛き少女とバス待ちあいぬ


 (みずぐきのあぜのあざみのはつなつにたけきおとめとばすまちあいぬ)

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