日曜の朝、あまりの腹立たしさに、会社を出た私は奈良公園をあてもなく彷徨いました。誰もいない浮御堂で、奈良ホテルの大屋根を見渡しながらバナナとあんぱん(笑)を食べたあと、春日大社へ。ある事情で、2年半も訪れることができなかったのですが、何も変わらぬ風情を保っていました。苔に埋もれたたくさんの石灯籠、緑に映える朱の建物。原始林のかすかな芳香。千年の歴史に比べると、2年半など、いかほどのものかということなのでしょう。
さらに若草山、二月堂、奈良太郎の鐘楼などもまわって駅まで降りるともう2時間。いい運動になったし、むしゃくしゃした気持ちもずいぶん晴れました。
真夜中に姿は見えねモクセイの香り沁み入る残業の俺
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