23日、ついにトリポリが陥落。カダフィ大佐はすでに首都を脱出しているのか、動静は全く不明です。いよいよリビア情勢も重大局面ですね。
NHKの番組で、リビアの誇る世界遺産が取り上げられています。
キュレネ遺跡。紀元前600年ころ、古代ギリシアの都市が営まれていたそうです。アテネのパルテノン神殿を凌ぐスケールを誇るゼウス神殿を中心に、10万人の人口を誇っていたとか。地中海世界では当時、アテネに次ぐ規模の都市でした。
ギリシアの強制移民によって建造された植民都市、ギリシア人の王に統治され、やがて滅んだ都市。2000年を経て、再びヨーロッパ人によって「発見」されたヨーロッパとしての都市。リビアの「民主革命」もまた、数千年も変わらぬ地中海の地勢学と無縁では無いのでしょう。
信号旗高く掲げる船見やり何を憂ふか悲しきうなじ
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