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佳き乳房と飛鳥巡れば天高し
河野裕子のあまりにも有名な歌を真似しました。
「ぶらうすの中まで明るき初夏の陽にけぶれる如きわが乳房あり」
おこがましくも並べてみると、同じ三十一文字なのに、原歌が、語調を自然に保ったまま、如何に豊富なイメージを歌いこんでいるかを思い知らされる思いです。


 秋雨にけぶれる乳房隣席でメール打つ指頻りなりけり



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