大臣も知事も町長も、そしてああは言ったものの宰相も、本当は「今」出せる答えは一つしかないことを知っている。もしかしたら大衆もわかっているのかもしれない。でも、言えない。皆が言い出すきっかけを探りながら互いに互いをけん制している。
100年前、事大主義に囚われた隣国が滅びました。次は我々がその轍を踏む番なのでしょうか。
私は評論家にはなりたくない。「所与」を良しとしたくもない。でも一行の詩を詠むほかは、何の行動も起こしていない。
悪事を頁々に吹き込めて市立図書館に長雨過ごす
(ひがごとをぺーじぺーじにふきこめてしりつとしょかんにながめすごす)
[9回]
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