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がんばれかきくけこ
偶然に見つけたブログ。大津波に晒されて、ほぼ何もかもが流されてしまった街の日記です。
破壊されて骨組みだけになった職場や、おつきあいのあるお店や人の安否が毎日報告されています。
でも、そのブログには弱気な言葉がどこにも見当たりません。地震に見舞われるまでの平和な日々の日記と全く変わらない優しさと楽しさで溢れています。
かわいい絵文字まで今までどおり!早い街の再建を祈るばかりです。


 一行の悲嘆も無しに被災人のブログ更むここだかなしき

(いちぎょうのひたんもなしにひさいとのぶろぐあらたむここだかなしき)

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復興事業を立ち上げる
仕事の中で、なんとか被災地の復興に資することはできないかと、あれこれ考えています。
失業者を十数名新規に雇用する事業の立ち上げを計画しているので、募集対象を被災地に割り振れないかとか、行政でやっている公営住宅の入居とタイアップできないかとか…。
課題はいろいろあります。私の思惑は公私混同では無いかとも指摘されます。
でもがんばってみたいと思います。


 風雪に温湯も無く耐え忍ぶ被災地思ひ湯浴みを賜へ

(ふうせつにおんとうもなくたえしのぶひさいちおもいゆあみをたまえ)

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とーかいおおずもう(祝)
今年のセンバツは、いろいろな意味で特別な大会でしたね。巷間ではほとんど注意を払われていなかったようです。大震災の混乱の最中、それは当然のことかもしれません。でも、東北の各校は頑張りました。それに対して、全力をもって応え、試合を圧倒した対戦校も正々堂々としていました。


 たまきはる球児の汗の光る頬 朱きに我が身世に経るを知る

(たまきわるきゅうじのあせのひかるほほあかきにわがみよにふるをしる)

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ボタン恐怖症
女性に多いと言われるボタン恐怖症。イギリスにおける研究では、75,000人に1人くらいの割で患者がいて、子供のころに発症する人が多いそうです。
ボタン恐怖症は、所謂「単一恐怖症」の一種に分類されるそうですが、いかんせん原因がはっきりしないため、明確な治療法も確立していないとか。
丸く、平べったくて穴が開いている状態や、それが服にくっついていたり、さらには服からほつれて取れかかっていたりとか…。ボタン恐怖症の人が語るボタンの恐ろしさったらもう(ToT)/~~~、というか、恐怖症でない私には、その怖さがなかなかピンときません。申し訳ないことです。

 恋心知って知らでかもてあそぶやうに汝が指ほっけくずしをり

(こいごころしってしらでかもてあそぶようにながゆびほっけくずしおり)

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ヒトラーの空耳アワー
youtubeなどで、映画「ヒトラー最後の12日間」の字幕をいじったパロディ動画をたくさん見かけます。どれも、ドイツ語の台詞が空耳で日本語に聞こえるという部分を的確に文字に起こしていて、ホント爆笑です。
「ちくしょうめっ!」「大っ嫌いだ!」「おっぱいぷるんぷるん!」などなど…。どれもソ連軍がベルリンに突入する直前にヒトラーが激昂する短い場面の台詞で、一度字幕と対比してしまうと、もうそれ以外の言葉には聞こえません(笑)。
珠玉の5分間を、ぜひ、youtubeでご確認ください(^^)v


薫風も知らで月面に星条旗立ち尽くすとふかくもありたし

(くんぷうもしらでつきもにせいじょうきたちつくすとうかくもありたし)

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ニノアシの世界
スピッツの草野正宗さんが倒れました。私も最近は毎日ぐったりして何もする気が起りません。あの筆舌に尽くしがたいショッキングな映像を毎日見ていると、無意識のうちに心身に大きなストレスを与えているのかもしれません。でも、東北の惨状はもちろん、原発や計画停電による関東の混乱に比べて、私の生活はずっと恵まれています。

 双条のヘッドライトが瞬いて近づく気配。草に伏す僕。

(そうじょうのへっどらいとがまたたいてちかづくけはいくさにふすぼく)

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夏の庭を待つ。
夏の庭、あまりに日差しが強いと、濃い緑にまぎれて、人が見えなくなることがあります。
でもその感覚、嫌いじゃありません(^^)v


 日差し濃い廃院の棚の薬瓶のやうにひそりと祖母庭にをり

(ひざしこいはいいんのたなのやくびんのようにひそりとそぼにわにおり)

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逃げ出したくなる
毎日のニュース、見ていると本当に気分が落ち込んできます。でも、今この時点で私にできることは、テレビ画面が伝える現実から目をそらさないこと、義援金を供すること。そして私の住む地域の場合、たくさん消費して、電気も普段通り使って、いろんなところへ旅行に行って、どんどんお金をまわさなければ…。しばらくの間、西日本が日本全体を支えなければなりません。
もう少ししたら、私たちにできることの幅も広がるに違いありません。


 落人の首二つ三つ脇にして日傾く前に逃亡したし

(おちうどのくびふたつみつわきにしてひかたぶくまえにとうぼうしたし)

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汚染区域へ立ち入る
汚染区域に入る際には、福島原発事故のテレビニュースでよく見かける「タイベック」の防護服を着て、フィルター付きのマスクとゴーグルも装着します。フィルターの具合があまり良くないため、ゴーグルはすぐに吐息の水蒸気で曇り、ほとんど前方が見えなくなります。うすぐらい鶏舎の中では、天井の明り取りからのわずかな光が頼りです。


 天井の明り取りより蜘蛛の糸 垂り給ふ如冬日差したり

(てんじょうのあかりとりよりくものいとたりたもうごとふゆびさしたり)

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三毛猫帝政
住宅街でも、街中でも、猫はいろんなところでみかけます。泰然自若という言葉が彼らには似合うようです。


 善政の徴検見すと二丁目を御幸する猫尻尾勇まし


(ぜんせいのしるしけみすとにちょうめをみゆきするねこしっぽいさまし)

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